家具・インテリア情報　ルーファニ便り

今週の『ルームファニシング』茶の間談義



弱点を強みに変える「エア・ケイ」

　テニスの錦織圭選手の快進撃が止まらない。そしてついには、念願のワールドツアー最終戦への出場も決定した。この最終戦は年間成績上位8人のみが参加できる大会で11月9日からロンドンで開幕する。テニスシングルスではアジア選手初の快挙。ここでも活躍を見せ、ぜひ有終の美を飾ってもらいたいものだ。

　錦織選手といえば、「エア・ケイ」と呼ばれるジャンプをしたまま空中の高い打点からボールを打ち込む必殺技が有名だ。見ていて痛快で派手なパフォーマンスととられがちだが、実は誕生秘話がある。錦織選手の身長は178cm。日本人としては恵まれた体格だが、世界のテニス選手のなかでは小柄な方だ。テニスの場合、身長が高ければ高いほど打点が高くなり有利になる。そんな不利を覆すために生まれたのが「エア・ケイ」。

　自らの弱点を克服して逆に強みとするのはスポーツの世界に限った話ではない。日本人はそういった逆境を跳ね返す改善や克服を昔から得意としてきた。厳しい経済環境にさらされている今こそ、ビジネス界にも「エア・ケイ」が必要なときなのかもしれない。


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