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時事彩々≪第3回≫マクドナルドの決算発表に思う





 日本マクドナルドホールディングスの発表によると、今年1月~9月の損益は75億円の赤字になるという。中国の期限切れ鶏肉使用問題が大きく響いたとされるが本当にそれだけが原因だろうか?

 一消費者の視点で見れば、商品ラインナップの魅力に乏しいような気がしてならない。期間限定の奇をてらった商品は発売当初こそ話題になるものの、持続的な集客効果に結びついているようには思えない。また、期間限定で無料券を配布したり、格安商品を販売するやり方も逆に客からの信用を失う原因となっているのではないだろうか。もう消費者も安ければそれでいいから購入するという時代ではなくなってきたのかもしれない。定番メニューの品質向上や改善に努めてきた同業他社が好調な売り上げを記録しているのも頷ける。

 今後は真の意味での商品開発力がより重要性を増していくに違いない。それは外食産業のみならず、広く他業種でも同様であろう。



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