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時事彩々≪第5回≫大義なき選挙に思う





 11月21日午後に衆議院が解散され、早くも12月14日の衆議院選挙に向けた準備が始まった。今回の選挙を一言で表すならば、各メディアが報じているように「大義なき選挙」となるだろう。まさに政権を維持し、運営するための選挙であるとしか思えない。

 今号の円安特集でも触れたが、急激な円安政策は経済の二極分化を引き起こしかねない事態を招き、消費税増税による経済成長率の落ち込みはかつてないほどの危機的な状況を示している。こういった厳しい経済状況のなかでも株価だけは上昇傾向にある。これはまさに“官製バブル”ではないだろうか。

 年金機構は年金積立金の株式運用の割合をさらに高める方針だという。もし、このお上によるバブルが弾けたとき、疲弊しきった国民と企業にはどんな未来が待っているのだろうか。しかも、安定政権を築くために12月に選挙とは…。12月は我々の業界に限らず、広く年末商戦の重要な時期を迎える。今回の選挙がこの商戦に大きな影響を及ぼすことは間違いないだろう。



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