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時事彩々≪第7回≫日本の技術力と中国の商魂




 先日開催されたIFFTに、中国最大手のベッドメーカーである慕思寝室用品有限公司の海外担当責任者を務める趙琳氏らが来日された。同業のベッドメーカーのショールームを見学したいと要望されたので、アイシン精機㈱の六本木ショールームに案内した。

 そのショールームで、彼らはまず『FINE REVO』の素材のクオリティの高さに驚き、『ねむりモニター』に至っては驚きを通り越して絶句していた。いくら日本の技術力が高いとはいえ、眠りに対してここまでこだわっているとは思ってもいなかったようだ。趙琳氏は「高齢化が進む中国には、絶対に必要になる商品だ」と熱い視線を向ける。すぐに、アイシン精機㈱の東京ギャラリー館長を務める小崎英紀氏の元に駆け寄り、熱心に料金や発注が可能かどうかを問い合わせ、いつの間にか視察が商談に変わっていた。

 日本の自動車関連会社の技術力の高さもさることながら、2000店舗のショールームを展開する中国企業の商魂のたくましさとバイタリティーにも驚かされた一コマだった。



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