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今週の『ルームファニシング』茶の間談義




正月の過ごし方

 新年あけましておめでとうございます。旧年中のご愛読に感謝申し上げますとともに、本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。

 さて、新たな年を迎える正月には今年一年の幸福と繁栄を願って様々な縁起を担ぐことが多いのではないでしょうか。おせち料理には「喜ぶ」の言葉にかけた昆布巻や「まめに働く」の黒豆、数の子は二親(にしん)から多くの子ができるので子孫繁栄でめでたいとされています。家の門前には年神を迎え入れるための門松を飾り、注連縄で厄や禍を祓うという念の入れよう。海外の方々から見れば、日本の正月風景はどのように見えているのでしょうか。

 では逆に海外の正月の過ごし方を見てみましょう。南米ボリビアでは年越しの際に新しい下着を着用します。赤色の下着は愛情を、黄色の下着は財産を得ると言われています。イタリアでも年越しに赤の下着を着用すると幸運を呼び寄せると信じられているそうです。エストニアは元日に7回食事をすると幸福になれるとか…。デンマークでは正月に友人の家のドアに食器を投げつけるという物騒なことが行われています。玄関に割られた食器の数が多い家ほど友人が多い事の証となるそうです。エクアドルでは大みそかの夜中に等身大の人形を焼く風習があります。ちょっと恐ろしい光景が浮かびますが、これは一年の不運を追い払う厄払いのようなもの。トルコでは、新年にボランティア活動や募金活動を行うと幸運に恵まれると信じられています。いかがでしょうか。海外の験担ぎを取り入れてみても面白いかもしれません。ただ、日本で他人の家に食器を投げつけたり、夜中に人形を焼くのはお薦めできませんが…。



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