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㈱岡村製作所 森の健全化と林業再生への取り組み







 ㈱岡村製作所(本社:神奈川県横浜市、社長:中村雅行氏)は森林の健全化と林業再生に取り組み、一昨年度より「C.W.ニコル・アファンの森財団」が提唱する「ホースロギング(馬搬)」の普及啓発を目指したプロジェクトを進めてきた。

「ホースロギング」とは林業の伝統技術で、森林からの木材の搬出を馬を使って行うというもの。この方法によると、森林に新たな作業道を作ったり、重機を使用する必要がないため、他の搬出方法に比べて地表に与える負荷が少なくて済む。近年の林業分野では機械化が進み、馬搬を用いる機会は減少傾向にある。しかし、小規模林業には馬搬は最適の技術であり、この技術を広く普及させることで森林の健全化や林業の活性化につながると考えられる。

㈱岡村製作所では一昨年にこの馬搬を利用したホースロギングファニチャーとしてスツール「KURA」を発売していたが、今回それに続く第2弾として、「trot table」を発売した。このテーブルはスギの人工林の間伐材を使用し、木材の運搬には馬搬を活用している。スギ100%の家具にするため、天板の矧ぎ(板接合)は本ざね仕様とし、脚部と貫材との接合にはホゾ組みとして強度と安全性を確保。スギの木の表情やぬくもりを十二分に活かした仕上がりになっている。

販売価格は本体価格が19,900円で、オカムラのウェブサイトでの限定販売となる。
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