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今週の『ルームファニシング』茶の間談義




八百長がまん延?

 サッカー日本代表のアジア杯は予想以上に早い幕切れとなった。当初、アジア杯終了と同時に八百長疑惑のかかるアギーレ代表監督の解任も噂されていたが、告発がまだ受理されていないことから日本サッカー協会は続投を表明した。

 日本ではJリーグにおける八百長試合は聞いたことがないが、海外ではどうか。日本代表の本田や長友が活躍するイタリアのセリエAでは2005-2006年シーズンにカルチョ・スキャンダルと言われる八百長事件でユヴェントスのリーグ優勝が後にはく奪されている。問題となっているスペインの1部リーグでは、あるチームの会長が「金銭の授受で2部リーグ降格を避ける手段がまん延している」と述べるほど。サッカーチームの経営には多額の金額が毎年動いているだけに、その根は深そうだ。

 日本のサッカー界は八百長と無縁であると願いたいが、大相撲の例もある。2011年に発覚した大相撲での力士同士による八百長は記憶に新しいところだ。多くのスポーツファンが楽しみにしているのは、力と力のぶつかり合うガチンコ勝負だろう。八百長疑惑の話が出るたびに、これまで感動したスポーツの名場面も裏で台本のシナリオ通りに進んだ演劇だったのかもしれないと暗い気持ちになる。今後、八百長などの話題が出ないように祈りたい。




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