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CRITIBA 坂下 和長 氏




素材の特性を見抜き、異素材を組み合わせた家具を出展



福岡県 CRITIBA デザイナー 坂下 和長 氏


 鋳鉄メーカーの日之出水道機器㈱が推進する『シエル プロジェクト』は昨年11月に開催されたIFFTに出展し、注目を集めていた。

 坂下氏はそのプロジェクトにデザイナーとして参加。IFFT来場者からの反応も上々で、商談に結び付いたケースも多かったという。「テイストが珍しかったのか、良い印象を持っていただけたようです」と坂下氏が語るように、鋳鉄と木の組み合わせによる家具は独自の世界観を描き出していた。「鋳物と木それぞれが主張し合うのではなく、主役と名脇役という形でお互いの良さを共鳴させることができるようなデザインを心掛けました」と笑顔で話す坂下氏。素材の特性を見抜き、異素材との組み合わせを得意とする坂下氏らしい言葉だ。

 昨年9月には、個人作品でフランスの展示会に招かれて出展。その後も海外からの問い合わせが徐々に増えてきているという。将来の夢を尋ねると、「海外でも仕事ができるように幅を広げていきたい」と目を輝かせ、「でも、その前にもう少し英語の勉強をしないといけませんね」と笑う。「Kazunaga Sakashita」の名前と作品が世界中に轟く日も近いかもしれない。



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