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今週の『ルームファニシング』茶の間談義





花粉症がなくなる?

 半袖でも過ごせるぐらいに暖かくなったかと思うと、再びコートを着込むほど寒くなったりと気温が落ち着かない日が続く。しかし、春は確実にすぐ目の前まで来ているようだ。というのも、春前になると毎年鼻がむずむずし始め、くしゃみが出始めるのですぐに分かる。春の訪れは多くの人にとって喜ばしいことだが、花粉症に悩まされる者にとってはこの時期がもっとも辛い。もはや国民の4人に1人が花粉症に悩まされているというだけあって、この時期になると花粉症対策グッズや医薬品などが大きな話題になる。毎年、花粉に苦しめられている者として、気になったニュースが無花粉スギの普及だ。

 富山県農林水産総合技術センター森林研究所が開発して普及に努めている「はるよこい」と「立山森の輝き」は花粉を発散しないスギだという。開発したといっても、実はたまたま発見された突然変異の無花粉スギを研究し、品種改良したものだそうだ。この無花粉スギの苗木が植林の中心となれば、スギ花粉は徐々に減っていくことになる。林野庁では2015年度予算案に無花粉スギへの植え替えに補助金を出す方針を打ち出している。ただ、人工林のスギだけでも国内に448万haあり、スギは長寿の樹木として有名。スギ花粉が飛ばなくなるまでには気の遠くなるような時間がかかりそうな話だが、花粉症の悩みから解放されるときが遠い将来実現されるかもしれない。



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