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つぶやきビタミン　株式会社風間 才津 俊朗 氏



ラタンは文化　時間と労力を惜しまない商品開発を




神奈川県 株式会社風間 商品部次長 才津 俊朗 氏

　創業1921年。一貫して藤（ラタン）家具の専門メーカーとして歩んできた株式会社風間の歴史は日本における藤家具の歴史でもある。

　同社で商品部次長を務める才津氏は言う。「ラタンは文化だと思っているので、残していくために自分たちでやれることは何でもやってきました。商品の開発にはかなりの労力と時間をかけています。図面を描くのにも相当な時間がかかります。商品の生産に関しても、東南アジアの工場で手作りして出来上がったサンプル商品にみんなで座って座り心地をチェックして、何度も何度も修正を加えて商品にしていきます。工場では作業員が夜中まで残って作業してくれます。みんなが納得できる商品になるまで1年、2年とかかります」。それだけ開発に手間暇をかけて風間の商品が出来上がっている。だからこそ、アフターケアの整備にも力を砕いた。「ラタン家具には特殊な工法が使われているので、修理するのもベテランの職人でなければ難しいんです」と才津さん。

　日本におけるラタン家具の普及に大きな貢献を成し遂げてきた株式会社風間。間もなく創業100年を迎える同社の取り組みには目を見張るものがある。



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