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オリバー ミラノ万博日本館へ家具納入





ミラノ万博日本館貴賓室の会議室に設置されたオリバーの家具


同貴賓室の応接室。国産ヒノキの間伐材などを使用し和の雰囲気を醸し出す

5月1日よりイタリア・ミラノで「2015年ミラノ国際博覧会」が開幕した。このミラノ万博の日本館では、業務用家具大手の株式会社オリバー(本社:愛知県岡崎市、社長:大川博美氏)の家具が来場者を温かく迎える。来賓を迎える貴賓室、今回の目玉として注目を集める日本食レストランやフードコートなどに210アイテムが並んだ。

今回納入された家具は、環境に配慮し持続可能な森林であることを認めたFSC認証材や国産ヒノキの間伐材を一部使用し、和の雰囲気漂う空間を演出する。家具210点のうち約4割は特注品で、納入品のうちの1,000万円相当を同社が協賛する。同社は2005年に地元で開催された愛知万博にも多数の商品を協賛した実績を持つ。

また、同社では6月に総勢14名の現地視察団の派遣も予定。ミラノ万博のほか、デザインの本場であるミラノや周辺の家具工場も視察する予定だ。視察団の団長を務める丸地氏(関西支店長)は「インテリアに携わる者として憧れの地であるイタリアミラノ。念願のイタリアへの研修に参加できることを光栄に感じております。伝統の技術や最新のデザインなどを本場で学び、吸収し、帰国後も全社の販売促進や知識向上へ貢献できるよう心掛けたいと思います」と意気込む。大川社長は「将来有望な若い社員と協力工場の幹部の方々に視察をしてもらう目的は、デザインを学ぶだけではなく皮革などの素材の質や使い方も一流のミラノや周辺の工場を視察することで、それぞれの見識を高めたり技術の向上につなげるだけでなく、日本の家具産業全体の底上げにも期待している」とする。

【2015年 ミラノ国際博覧会】
期間:2015年5月1日~10月31日
場所:イタリア・ミラノ市郊外
会場面積:約110ヘクタール
参加国:約140ヶ国
想定入場者数:約2,000万人



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