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日本家具産業振興会 第3回定時社員総会を開催





懇親会の檀上で挨拶する日本家具産業振興会の加藤知成会長

5月27日、一般社団法人日本家具産業振興会(事務局:東京都千代田区、会長:加藤知成氏)が、第3回定時社員総会並びに懇親会を開催した。

総会においては、平成26年度の事業報告並びに平成27年度の事業計画について話し合われた。今年度の事業計画は、1)環境・安全・表示事業、2)技術技能振興事業、3)見本市事業、4)調査広報事業、5)国内協力事業、6)貿易振興事業、7)国際協力事業、8)その他の活動及び検討事項の8項目について議論された。とくに、1)環境・安全・表示事業においては国産家具表示認定の申請受付(4月、7月、11月の3回を予定)及び審査を行うとともに業界内外へのPRに力を入れる。また、林野庁補助事業として、林野庁支援による地域材活用を目的とした展示ブースをIFFTにおいて出展する。室内環境としては、「F☆☆☆☆」の原材料・副資材使用の拡大、VOC(揮発性有機化合物)対策や技術的進展に応じた「シックハウス対策指針」の検討を行う。ほかに家具性能指針の策定などの事業が議題にのぼった。

総会の後、都内で開かれた懇親会では、冒頭に加藤知成会長が檀上で挨拶。事務局の丸山郁夫専務理事が加藤会長が先の春の叙勲において、「旭日中綬章」を授章したと報告したことを受けて、加藤会長は「大変名誉なこと。家具業界に携わってきたおかげで授章式で陛下に拝謁することができた」と語り、そのときの様子をユーモアを交えて語られた。


来賓代表として挨拶するSH会の川崎会長

続いて檀上には、来賓を代表して全国家具連盟SH会(本部:東京都港区)の川崎敦将会長が檀上に。加藤会長の叙勲に賛辞をおくるとともに、「叙勲を受けたからには、この先が重要」と加藤会長へ発破をかけ、会場から笑いを誘った。


会場で写真撮影に応じる川崎会長、加藤会長、飛騨産業の岡田社長

懇親会は加藤会長の叙勲へのお祝いムードで和やかに進行し、最後に日本家具産業振興会で理事を務める大分県家具工業会の小埜澄夫会長が檀上へ。「大病を患い、健康であることのありがたさをしみじみと感じています。今後の家具業界も健康であることを祈っています」と話し、一本締めで会を閉めた。


一本締めを行った小埜会長(左)と福岡県家具工業組合の向井昇理事長

「旭日中綬章」の授章に際して、加藤会長は祝賀会などを開催しない意向だという。華美を嫌う会長らしい振る舞いに会場では称賛の声も聞かれた。



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