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今週の『ルームファニシング』茶の間談義





中国へ渡った知人

最近、ある知人が中国へ渡った。今まで普通に広島で働き生活していたが、人生の再チャレンジがしたいということだった。彼の赴任先は広州だが、就労ビザを得るために健診を含め、様々な手続きをしなければならないということで、早速、2週間ほど上海に足止めされているという。当局からの呼び出しがあれば、すぐに指定場所に駆けつけなければならない。海外で生きていくためには言葉の問題以外にも、国の制度という大きな壁があることを改めて思い知った。

そういえば、最近のニュースでは中国人観光客による日本製品の“爆買い”ばかりが取りあげられているが、少し前までは中国人が日本に来るにはビザが必要など手続きが非常に面倒だった。飛行機でほんの数時間で行き来できる隣国でありながら、国の制度が障害となって人的交流の妨げになっていたともいえる。日本がビザを緩和したことが中国人の“爆買い”に繋がったわけであり、制度や考え方をどちらか一方が変えるだけでも“人”の交流を盛んにし、経済的にも好結果をもたらした実例といえるだろう。

但し究極の意味での交流とは、彼のようにその国に住み、働き、収入を得ることであろう。彼と彼の選択に従った家族を応援するとともに成功を祈念したい。



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