島根県の家具・インテリア製品の小売業者である㈲家具ランドタナカ(本社：島根県安来市、社長：田中道夫氏)は、このほど事業を停止して行き詰りを表面化させた。

当社は昭和26年7月に創業、54年6月に法人改組を行った業歴74年を数える家具・インテリアの小売業者で、地元での知名度および経営基盤は確立されているものの、事業規模は家族従業主体の零細企業体であった。ピーク時には年商3億8,300万円内外を計上していたが、近年の年商は1億円を下回り、体質面も債務超過に陥るなど苦しい運営を強いられていた。

こうした中、近時には長年加盟していたVCを脱会。その後の動向が注目されていたが、この度の措置となった。今後は自己破産を申請するものと見られており、負債総額は1億7,000万円内外と推定される。