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今週の『ルームファニシング』茶の間談義




おもてなし

 先日、㈱マナベインテリアハーツの大阪本部にお邪魔したときのこと。来訪を告げると社員の方々の清々しい挨拶のなか、ミーティングルームへ案内された。晩秋の肌寒い一日だったため、すぐに頂戴した温かいお茶に手を伸ばした。そのお茶を口に含んだ途端、思わず「美味い」と口に出た。後で聞けば、副社長の奥様が直々にいれてくださったお茶だという。遠来から取り寄せた品種の茶葉を使われたようだが、ただ高級な茶葉を使用するだけでこれほど美味なお茶になるはずもない。

 日本には昔より茶の道があり、作法やその精神は実に奥が深い。それは、来客をいかに心地よくもてなすかに心を砕いてきた先人の知恵であろう。日本のおもてなしは今や世界に誇ることができる文化となっている。

 ㈱マナベインテリアハーツのおもてなしはお茶だけではもちろんない。社員の方々の目配りや整理整頓の行き届いた室内も絶品のお茶と同じぐらい快いものであった。同社を後にして帰るときにふと思った。果たして自社では、お客様にどのぐらい美味しいお茶をお出しできるだろうかと。



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